2015年08月01日

日進市防災推進連絡会主催、名古屋第二赤十字病院救急科 稲田先生の地域防災に関する講演が8月1日あり、聴講しました。参考にしてください。

・公助が全体的に不足。
 大災害時3日間は援助が受けられないことを想定せざるをえない。
・自助、共助による応急処置が重要。 
 日赤病院での講習会もあるが、消防署で講習会を行っているところもある。
・災害時の応急処置
 ー止血ー 出血部位を圧迫する。タオル等を当てる方がよい。
  上記で血が止まらなければ、血液の流れを止める処置をとってもよいが
  悪影響がある場合もある。
 ー骨折ー 痛いところを固定する。縛り過ぎない。
  痛いところを冷却することもよい。
 ーやけどー 流水で冷やす。氷で冷やすと悪化することもある。
・ボランティア活動における安全確保
 (1)自分の安全 (2)現場の安全 (3)生存者の安全の順
 心の安全も重要。本来の適応能力を超えるストレスがかかる。
 思い入れや使命感は重要だが、過度になるといけない。
・生活不活発病に注意
 災害弱者への支援が重要だが、至れ尽くせりにすると動けなくなることもある。
・ 近くの災害拠点病院(愛知県に34ヶ所)を調べておく。
・常備薬を備えておく。
 災害時の特別処置として、薬剤師が処方薬を出せる場合もある。
・ドクターヘリは、愛知県災害対策本部が管轄する。
・災害時道の駅を早急に復旧、継続する為、事業継続計画書を作成しておくとよい。
野村